旅の途中。

鹿児島市内のホテルからこんにちは。

昨日の昼過ぎに引越屋さんが来た。
太い腕のお兄さん2人は、雨の中、ものすごく重い荷物を、ものすごく軽々と、ものすごいスピードで、ものすごく丁寧に、運ぶ。
息も切れていなくて、笑顔で私たちに話しかけたりしながら、あっと言う間に家の中の荷物は車の中へ積み込まれていった。
そのあまりにも鮮やかな仕事ぶりのお兄さんを見ていると、「抱かれたい!」なんて思うほどで、夫もそうやって言っていた(笑)。

積まれた荷物は23日に東京の新居に届く。
4日間の長旅だ。
離島って、遠いんだな。と改めて思う。

私たちは最後の掃除を仕上げる。
がらんどうになった家を見ると、案外住んでいた時とギャップがない。
住んでいたままの、私たちの気配が残っているのかもしれない。
改めて、ほんとうに良い家に恵まれたと思う。
最後にぐるりと見渡して、鍵を閉めた。

屋久島最後の晩は旅行気分で屋久島内の宿に一泊した。
心のこもった最高のおもてなしに、感激しきりの一泊だった。
心をこめるって、こういうことなんだ、って何度も思った。
ここのお宿は本当に最高だったので、また近々ブログに書くかもしれません。

チェックアウトした後、船の出発まで数時間あったので、荒川登山口に行った。
荒川登山口は、縄文杉登山の登り口。ここから往復10時間かけて22キロを歩く、その出発点だ。
私がこの2年で一番歩いた場所かもしれない。
冬の間積雪がすごくしばらく通行止めになっていたが、すっかり暖かい雨で雪もとけていた。
雪解けの水と雨とで増水した荒川がごうごうと流れているのを、橋の上から眺めると、なんだか足がすくむようだった。
こんなところを、晴れの日も土砂降りの日も、お客さんを率いて歩いていたかと思うと、私もたいしたもんだなあと思った。

ふもとへ降り、船の乗り場へ向かった。
切符を買って待合室にいると、友だちがやってきた。
とても久しぶりの友だちもどんどんやってきた。
どんどんやってきて、ハグしたり握手したりお話したりしていたらあっという間に船の時間になった。
みんな「おめでとう!」って言った。「行ってらっしゃい!」とかね。
うん。ありがとね!行ってきます。

船着き場でみんな手を振って見送ってくれる中、船に乗り込んだ。
船がゆっくりとバックし、ターンして、見えなくなるまで、みんなが手を振ってくれているのが見えた。

c0202733_19525442.jpg


ありがとね。ありがとね。ありがとね。
だいすき。


そして。
鹿児島に着く。

そして。

明日の朝一番の飛行機で。
東京へ。

荷物はその2日後に、届く。

旅の途中。
[PR]
by tsunagumono | 2011-02-20 19:56 | 日日


<< 窓のそと。 ひとつひとつ。 >>