体の贈り物

レベッカブラウン『体の贈り物』読了。
エイズ患者を世話するホームケア・ワーカーを語り手とし、彼女と患者たちとの交流をめぐる物語。

今では死を待つ彼らも、かつては健康に暮らしていたのだ。
進行していく病、近づく死に対しての葛藤、受容、落胆、、、。
そんな中で感じる様々な贈り物。
平易な言葉使いで、感情に流されすぎる事なく淡々と描かれているのだけれど、
息、汗、声、肌、匂い、湿り気、、、そんな体で感じる生の感覚が繊細に伝わってきて、全員を抱きしめたくなった。
だけど、実際に彼らを私は抱きしめられるだろうか・・・。

フランソワオゾン監督の「ぼくを葬る」に通じるものを感じた。
死というものは、あるいは救いなのかもしれない。

図書館で借りてきたのだけどこれは買って何度も読みたい。
めちゃくちゃ良かった!!!今まで読んだ本の中でも指折りベストにイン!


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by tsunagumono | 2012-03-26 20:15 | 日日


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